鍼灸 女性専門 施術風景

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2016年9月11日

停電の中、助産院ではお産は進んでいきました

台風が来るかもと言われていた木曜日も碧助産院へ行ってきました。 この日は牧野先生がプライベートな予定があり不在と聞いていたのですが、着いてみると先生がいらっしゃって「お産の妊婦さんが来ているよ」と。先生がプライベートな予定を入れるとお産が入ることが多々あるようです。 陣痛室で陣痛がもっと進むような鍼灸マッサージの施術を受けていただきました。腰が楽になりましたとのことでしたが、初産ということでお産まではまだ時間がかかりそうかな~とこのまま助産院の部屋で様子を見ることに。 そうしていたら、もう一人陣痛の妊婦さんが来られました。 こちらは経産婦さんなので早いかもねと。赤ちゃんが元気なことなど牧野先生の診察が終わって、こちらの妊婦さんも鍼灸マッサージを受けていただきました。もう子宮口もある程度開いていて、陣痛の間隔もいい感じ。陣痛の痛みの具合を見ながら、促進と痛みの緩和に効果的な手技で寄り添わせていただきました。もうそろそろ助産師の牧野先生を呼んだほうがいいかなと思うほどに陣痛の痛みがきたところでびっくりなことが起こりました。 「停電だ・・・」三河にお嫁に来てから、停電は初めてだったかも・・・ そんな中をますます陣痛は進んでいきます。こんな時も助産師の牧野先生と娘のゆうかさん(助産師)は慌てることなく、お産の準備をしながら、「震災の時は真っ暗の中でお産したんだよ。これくらいは何の問題もないよ。」と言いながら笑っておられました。 その後電気は復旧し、助産院についてから3時間弱で赤ちゃんも無事に生まれました。 赤ちゃんが生まれた後、痛みに耐えるママの手をその場にいたママのお母様がそっと握っていました。その姿が美しかった。命がつながる、言葉では言い表せない想いが溢れ、私が泣きそうでした。 助産師さんの大きな包容力を改めて知り、母娘の絆、命の誕生を目にした、忘れられない日になりました。